接続詞とは、前の文章と後ろの文章の関係をつなぐ言葉です。

1 順接 

順接とは、前の事柄が理由で、後の事柄が結論となる関係のこと

【だから】
前の文章で述べた内容を根拠として、後の文章で思ったり考えたりした内容を述べる場合に使用されます。

・最近おなかが出てきたようだ。
 だからダイエットをすることにした。

・メロンは今が旬です。
 だから甘くておいしいですよ。

・雪道は滑って危険です。
 だからスタットレスタイヤを履きましょう。

 

【それで】

後ろの文章は事実しか使用できません。

また、会話においては、相手が言った前の文章を理由として
その結果について相手に質問する場合に使用します。

・晩ごはんを控えめにしています。
 それで体重が減りました。

・今月は友達とたくさん電話をしました。
 それで電話の通信量がたくさんかかりました。

・「昨日、母に怒られました。」
 「それで、あなたはどうするつもりですか?」

 

【そのため】

後ろの文章は事実しか使用できません。

前の文章の内容を、
後ろの文章の内容が起こった原因として強調します。

・今年は景気が悪かったです。
 そのためボーナスがかなり下がった。

・最近は運動不足です。
 そのため、毎朝ランニングすることにしました。

・大きな台風がありました。
 そのため、道路には物が散乱しています。

 

【そこで】

理由の意味をあらわす接続詞で、文章と文章を接続します。

前の文章の「場面・状況」に対する「意思のある行動」
を述べます。

・体育でけがをした。
 そこで、病院に行くことにした。

・突然電話が鳴った。
 そこで、電話に出るために部屋の外に出た。

・待ち合わせ時間まで時間がない。
 そこで、急いで走ることにした。

 

【したがって・ゆえに】

結果を表す文語的な表現で、結果から生まれる結果を強調します。

・サウナはとても熱い。
 したがって、たくさんの汗がでる。

・多数決で決定しました。
 したがって、生徒会長は高橋さんです。

・三角形ABCは2つの辺が等しいです。
 したがって、二等辺三角形です。

 

【すると】

前の文章で述べた出来事が起きた後に、その結果として
ある出来事がすぐに起きる場合に使用されます。

・雷が鳴った。
 すると、妹が泣き出した。

・お風呂で髪の毛を切った。
 すると、排水溝がつまった。

・カラオケで大声を出した。
 すると、のどが枯れた。

 

【それなら・それでは】

前の章で述べた内容に対して、話し手の頭にすぐに浮かんだ
意見を述べるときに使用します。

・「石田君がバイトを辞めるようです。」
 「それなら、送別会をしましょう。」

・「Sサイズが小さかったのですが」
 「それではMサイズをご用意いたします。」

・「今日の練習は雨のため中止です。」
 「それでは、ジムで筋トレをしましょう。」

 

2 逆説

逆説とは、前の事柄から想像される結果とは逆の結果になる関係。

【しかし】

前の文章で述べた内容と対照的だと感じる内容を
強調して述べたい時に使用します。

・ディズニーランドに行きたい。
 しかし、お金がない。

・テスト前の勉強を全くしなかった。
 しかし、今までで一番いい点数をとれた。

・毎日500円貯金をしている。
 しかし、結局使ってしまう。

 

だけど】

ある事柄に対して、対照的な事柄を対比して
比べる場合に使用します。

打ち解けた仲間内などで使用されます。

・アイスを食べたい。
 だけど、お腹をくだしている。

・私の父はとてもやさしい。
 だけど、怒ると怖い。

・朝はパンが食べたい。
 だけど、たまにはご飯もいいなあ。

 

【けれども】

前の事柄に対して、話し手の意見や感情を述べるときに使用します。

・今はもう9月です。
 けれども、夏のようにとても暑い一日でした。

・中国語は書けるけれども、話すことはできません。

・足が痛いからサッカーはできない。
 けれども、歩くことならできる。

 

【ところが】

前の文章の内容に対して、予想される内容と反対の事実を驚きの気持ちをもって述べるときに使用する。

・彼女はいつも笑っている。
 ところが今日はテンションが低い。

・天気予報では雨の予報だった。
 ところが、とてもいい天気だ。

・辛い食べ物はとてもおいしい。
 ところが意外に嫌いな人が多い。

 

なのに】

前の文章から予想される結果と反対の内容が事実であるのに対し、
驚きや不満の感情がある場合に使用されます。

・休みなのに、会社に行かなければいけない。

・足が痛い。なのに、今日の一時間目は体育だ。

・せっかくシャワーを浴びた。なのに、汗をかいてしまった。

 

【でも】【それでも】

前の文章で述べた内容に対し、その内容から予測できないことを
述べるときに使用します。

・お腹がすいた。
 でも財布を家に忘れてしまった。

・塾に行くのがめんどくさい。
 それでも、親に怒られたくないので行くしかない。

・頭がいたい。
 でもコンビニに行きたい。

 

3 並列

並列とは、前の事柄に後の事柄を付け加えるときに使用します。

また】

1つのものと対等の関係にあるもう1つのものを説明する場合に
使用します。

・彼女は歌手であり、また俳優でもある。

・スカイツリーは高い、またとても大きい。

・豆腐は食べやすいし、また栄養もある。

 

4 添加

添加とは、前の事柄に後の事柄を付け加えた関係を示します。

【そして】

前の事柄に加えて、もう1つ事柄を付け加えたいときに使用します。

・信号は、赤、青、そして黄色だ。

・兄と久しぶりに会った。そして食事をした。

・朝はパンを食べた。そして夜はカレーを食べた。

 

【しかも】

前で述べた文章について、ある内容を付け加え、
合わせて全体的に強調したい時に使用します。

・彼は顔が整っている。しかも運動ができる。

・あそこの定食屋の料理はボリューム満点だ。
 しかも、ご飯とみそ汁のお変わりが無料だ。

・彼は東大に合格した。しかも独学で。

 

おまけに】

前で述べた文章について、軽く内容を付け加えたい時に
使用します。

・熱がある。おまけに鼻も詰まっている。

・今日は予定がたくさん入っている。
 おまけに夜はに飲み会だ。

・今日の仕事はハードで疲れた。
 おまけに帰りは渋滞だ。

 

5 対比

対比とは、前の事柄と後ろの事柄を比べた関係をしめます。

【逆に】

前にに述べた事柄に対し、反対の意味を並べて対比するときに使用し
より相反することを強調する。

・この下り坂を自転車で下るのは涼しい。
 逆に帰りはのぼり坂だからつらい。

・京都に住んでいるが夏はとても暑い。
 逆に冬は凍えるように寒い。

・昨日は徹夜で勉強したが、
 逆に寝不足でテストの点数が上がらなかった。

 

6 選択

選択とは、前と後ろの事柄のどちらかを選ぶ関係を示しています。

【それとも】

ある二つの選択肢や疑問を並べるときに使います。

・コーヒーにはミルクをいれますか?
 それとも砂糖をいれますか?

・沖縄に行こうか、それとも北海道に行こうか迷う。

・赤が好きですか?それとも青が好きですか?

 

【もしくは】

2つの並列した事柄をどちらも選択することが可能だが、どちらかを選択しなければならないという気持ちが含まれている。

・保険証もしくは運転免許証をご提示ください。

・スマホもしくはパソコンからログインしてください。

・京都大学もしくは大阪大学への受験を希望します。

 

7 説明

説明とは、前の事柄について説明します。

【なぜなら】

理由を説明する、やや硬い文章になります。

・今日は学校を休んだ。
 なぜなら、頭痛がするからだ。

・はやくラーメンが食べたい。
 なぜなら、お腹がすいているから。

・のどが渇いた。
 なぜならランニングをしたから。

 

だって】

前の文章の理由を説明します。
くだけた会話で使用し、書き言葉では使用しません。

・今日は外出禁止です。だって熱があるでしょう!

・早く明日にならないかな。
 だって明日は草津に旅行に行くでしょ。

・「あれ?それ食べるの?」
だって、お腹がすいたんだもん」

 

8 補足

補足とは、前の事柄について補足します。

【なお】

前の文章をについて、
さらに補足することを付け加える場合に使用します。

・明日は文化祭です。
 なお、詳細は追ってご連絡いたします。

・明日は8時に集合してください。
 なお、遅れる場合は主任に連絡してください。

・欠席の場合は、一部料金をご返却します。
 なお、金額は参加費の半額となります。

 

ちなみに】

前の文章について、
相手に参考となる情報を補足するときに付け加えます。
疑問文の場合は、
参考にしたい情報をたずねる時に使用します。

・新しい靴を買いました。
 ちなみに、この靴の値段は1万円です。

・今日の講義の担当は山田さんです。
 ちなみに、山田さんの教え方はとてもわかりやすいです。

・今年のインフルエンザの患者は昨年の2.5倍です。
 ちなみに一昨年の患者数はどうでしたか?

 

9 言い換え

言い換えとは、前の事柄について言い換えます。

つまり

前の文章の、本質について述べるときに使用する、
やや柔らかい言葉です。

・頭が痛い。つまり、これは頭痛です。

・年を取ると覚えが悪くなる。
 つまり、これが老化です。

・この子は私の姉の子供です。
 つまり姪っ子にあたります。

 

すなわち

前の文章の意味を分かりやすく
短い言葉で言い換えるときに使用します。

・彼は投資家である。すなわち自分一人でお金を稼いでいる。

・ギャンブルで勝つのは運次第だ。
 すなわち、実力ではない。

・食育とはなにか?
 すなわち、食事に関して教え、育てるということだ。

 

10 事例

事例とは、前の事柄について例をあげることをいいます。

例えば

・夏には楽しいことがたくさんあります。
 例えば、スイカ割り、ビーチバレー、水上バイクなどです。

・学校では決められたルールを守りましょう。
 例えば、廊下を走ってはいけないということです。

・旅行に行くとその土地の名産品に出会えます。
 例えば、京都の八ツ橋や広島のもみじ饅頭です。

 

11 転換

転換とは、前の事柄の話題を変えます。

【さて】

相手に対する「提案」「指示」する場合に使用します。
また、相手に対し自分の言いたい内容を、単に軽く区切って述べたい場合にも使用します。

・もう1時か。さて、そろそろ寝るとするか。

・「先ほどはご足労ありがとうございました。
  さて、昨日の打ち合わせの件ですが・・・」

・休憩時間が終わった。さて、作業に戻りますか。

 

※接続詞の上手な使い方※

短い文と文との関係を表す「つなぎ方」として、
接続詞をうまく使うことがコツです。

接続詞は、書き手がこれから展開していく文章の内容を、
読み手に早い段階で直接的に伝えることができます。

※接続詞を使用するときの注意点※

文と文をすべて接続詞でつないでしまうと、
理屈っぽいを通り越して「くどい」印象を与えてしまいます。

大事なのは、使いすぎないことです。

接続詞がなくても、
意味が理解できる部分は接続詞を省略することができます。

ただし、逆説で使用する接続詞は省略すると意味が通じないので
残すようにしてください。

長くなってしまいましたが、これで接続詞編は以上になります。

次回は、句読点編でお会いしましょう。

では。