
こんにちは、関口です。
「大学に進学したいけど学費が高いんだよなぁ~。奨学金借りたほうがいいのかなぁ~。もし借りた場合、どういうプランで返済していくんだろう?もし、返済できなくなったらどうしたら・・・。メリット・デメリットは?いい感じに借りれたりしないかなあ?」
という悩みについて話していこうと思います。
奨学金のことを何も知らずに安易に借りると本当に痛い目をみます
奨学金と聞くと、確かに聞こえはよくて僕もはじめは「お金貰えるのかな?」と思っていたのですが、はっきり言ってただの借金です。
大学や専門学校に行くために、国から借りたお金を就職してから少しずつ返していくものです。
YouTubeを見ていると奨学金が払えなくなって自己破産してしまう人や、返済のためにバイト漬けの生活をしている大学生の動画が上がっています。
女子大生の方は卒業後350万円前後を返済するそうですが、中には1000万円以上返済する方もいるみたいです。
なので、奨学金は自分が返せるくらいの金額を借りましょう。
僕も奨学金ではかなり痛い目をみたので、後ほど体験談を書きます。
借りるときはある程度返せそうな金額だけにしよう
正直、未来のことなのでどうなるかは自分にもわかりませんが
ある程度は見通しを立てておいたほうがいいと思います。
・奨学金をいくらくらい借りるのか
・いくらずつ返してけるのか
・保証人は誰にするのか
・就職後、給料から奨学金のお金を引かれても生活できるのか
進路に関しては、収入に多少の変化があるので奨学金をいくら借りて毎月いくら返せるのか見通しが立てられます。
もし、借りた本人が返せなくなった場合その矛先は保証人に行きます。
奨学金のニュースを見ていると、借りた本人が自己破産したあとその支払いが一括で家族のところに行くが、家族も一括の返済ができずに連鎖的に自己破産するという事例が多いです。
なので、保証人に迷惑かけないよう自分が就職してから返していきながら生活できる分を借りましょう。
僕も実際に奨学金を借りていました
高校生の頃は奨学金のことを何も知らずに「周りが借りてるからとりあえず借りとくか」というチャランポランな考えで借りてしまいましたが、就職してからかなり痛い目をみました。
2006年:当時高校2年生で奨学金のことを何も知らずに周りに流されテキトーに申し込みをする
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2007年:高校を無事に卒業して新たな進路に向けてココロオドル
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2008年:地元のFラン大学に進学する
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2009年:授業も少々さぼりながらバイトをせず奨学金のお金で友達と遊びまくる。次の年は就活。
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2010年:都内アパレルショップに就職が決まる。就活の呪縛から解放されて再度遊びまくる
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2011年:この一年間はほんとうに遊ぶことしかしていない。なんとか単位を取得して無事卒業
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2012年:都内アパレルショップで一生懸命働くも、収入はかなり低い。この一年は毎月3万ずつしっかり返していたと思う。
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2013年:社会人2年目で職場の人間関係が円滑になり同期や先輩と飲みに行くことが増え、少しずつ返済が追い付かなくなる
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2014年:奨学金の返済にお金を回していると生活が厳しいので延滞する
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2015年:奨学金のことを完全に忘れ、延滞し続ける
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2016年:学生支援機構さんから延滞の通知がくるも無視し続ける←アホ
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2017年:ある日突然、債権回収の専門会社から連絡がきて焦る。さすがにヤバいと思い、毎月3万ずつ返しながら貯金をする。超絶節約←かなり厳しい生活でした
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2018年:遊びも控え、生活費も節約して結構なお金を貯金した。引き続き毎月3万返しながら貯金をする。
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2019年:ためた貯金で一括返済をして、ようやく奨学金の呪縛から解放される
僕が借りた金額はまだ少ない方ですが500万とか1000万とか借りてる人は計画を立てないとほんとに自己破産するので気を付けてください。
延滞したらどうなるのか
僕は3年くらい延滞をし続け回収業者からの電話や通知を全部無視していました。
恐らく、ブラックリストの上位のほうに記録されていたことでしょう(笑)
電話や通知を全部無視していたので、延滞した時の流れなんか全然わからなかったのでいろいろ調べてみた結果こういう流れみたいです。
返済予定日を過ぎたら5%の延滞金上乗せ
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【3か月後】延滞が3か月進むと個人信用情報機関への登録。つまりブラックリスト
ブラックリストにはいると
・クレジットが作れなくなる
・ローンが組めなくなる
どちらも一定期間だがいろいろとめんどうになる
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【6か月後】回収業者から自宅訪問や電話が来る。会社にも電話されるらしい。
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【9か月後】最終的には裁判所から一括返済の支払いが義務付けられる
裁判所からの一括返済の通知が来てから「やばいやばい」と焦っても遅いので払えそうにないと感じたら早めに学生支援機構さんに相談しましょう。
学生支援機構さんは優しいと評判なので、相談すれば一時的に返済を待ってくれたりする可能性があります。
奨学金を借りるなら賢い借り方をしよう
僕は奨学金でかなり痛い目をみたので反対派ですが、やっぱり経済的に厳しいということで借りざる負えない状況の方もいると思うので、僕的に賢い奨学金の借り方をご紹介します。
奨学金を借りる場合3つの種類があるので表にまとめました。
種類 | 特徴 | 優先度 |
給付型 | 返さなくていいから神 | ★★★★★ |
貸与型(無利子) | 返さないといけないけど利子がない | ★★★☆☆ |
貸与型(有利子) | 返さないといけないし利子もついてる(大体みんなこれ) | ★★☆☆☆ |
一番は返さなくていい給付型の奨学金ですね。
実は2020年4月に進学する学生からは世帯収入の基準を満たしていれば、成績だけで判断せずしっかりと「学ぶ意欲」があれば支援を受けることができるそうです。
普通は成績優秀な生徒しか給付型は提供されないところを、2020年の4月からは低所得者世帯にも成績関係なしで給付型が支給されるということです。
場合によっては、すでに大学に在学している方も対象になるみたいなので気になった方は下記のリンクから詳しい内容を見てみてください。
最近では「授業料免除制度」を持つ大学も増えてきたので、ちょっと漠然としていますがとりあえず賢くなっとけってことです。
僕は奨学金反対派ですが、自分のやりたいことや夢があってそのために大学に行きたいけどお金がないという方が必ずいると思います。
確かにその気持ちもわかります。
これは誰しもがわかっていることだと思いますが、結局お金がないとなにもできないんです。
わざわざ奨学金を借りてまで大学に行って、収入が追い付かず返済ができなくなって自己破産するなんてことが一番最悪なパターンです。
そんなことになるくらいなら僕は高卒で就職した方が全然マシだと思ってます。
奨学金を借りたいなら返せる自信がないとあかん
今日のまとめです。
・払えそうにないと感じたら早めに学生支援機構さんに電話する←重要
・借りる場合は給付型(返さなくていいやつ)にとりあえず申し込んどく←ダメならしょうがない
・返せなくなって自己破産するくらいなら高卒で就職するべき←個人的意見
奨学金ってやっぱり聞こえはいいですが、もう一度言いますと「ただの借金です。」
学生のうちにちょっとずつバイトして貯金をしていくのをおススメします。