知っておく方がいい句読点の使い方
ブログ記事やメルマガの文章をはじめ、あらゆる文章を作成する上でとても重要なポイントとなるのが、句点[。]と読点[、]の使い方です。
文章を書く上で、「句読点だけは必ず打たなければいけない」というものではありません。
ですが、読点があるだけですんなりと読める文章となり、読み手の文章の理解度を深める効果があります。
句読点に気を使っていない文章は、とても読みにくく内容が理解しにくいので、いくら良い文章を書いてもわかりずらくなってしまいます。
そんなわかりずらい文章は、読者に余計なストレスを与えてしまったり、途中で離脱してしまったりする原因になります。
ですので、今回は正しいルールに沿ってスラスラと読みやすく、流れもきれいな文章の作り方を皆さんに伝授していきたいと思います。
句読点の数に基準はあるの?
『句読点をたくさん入れすぎていないか?』
『少なすぎではないか?』
と心配に思ったことはありませんか?
実際のところ、ライター5人の文章を無作為に抽出し、句読点の数を数えてみることにしました。
・1文の平均文字数が52文字
それに対して
・読点の数は約1.5個
という調査結果がでました。
この調査結果の数字から、
1文で使われる読点の数は1~2個で、この数より多すぎても少なすぎても、読者に違和感や抵抗感を与え、不快な文章になってしまいます。
句読点を上手に打てるようになる方法とは?
句読点を上手に打てるようになる方法が1つだけあります。
それは、音読です。
自分の書いた文章を実際に声に出して読んだとき、スムーズに読めるかどうかを1つの基準にしてみましょう。
自分で読んでいて、リズミカルで気持ちよく流れるような文書を書けるように心がけましょう。
読点の使い方
長い主語の後に打つべし
読点は、文章の「主語」「主題」のあとに打ちます。
特に長くなった主語の後に打つことにより、”ここまでが主語です”ということを相手に明確に伝えることができ、読者が理解しやすい文章になります。
例)白いワンピースを着ている女性が、私の姉です。
重文の区切りに打つべし
1つの文章の中に「主語+述語」のかたまりがたくさんある重文の途中で、区切りをつけた方がいいと思った時に使います。
例)息子は明日のサッカーの最後の試合のために早めにベッドに入ったが、興奮して眠れないようだ。
接続詞・副詞のあとに打つべし
接続詞や一部の副詞の後に打ちます。
接続詞とは、しかし・だから・また・あるいは など
副詞とは、もし・なぜなら・決して など
例)体調がとてつもなく悪い。
しかし、今日学校を欠席すると単位を落としてしまう。
並列関係にある単語の区切りに打つべし
並列関係にある言葉をいくつか並べて書く時、その区切りとして使います。
例)右からべっぴんさん、べっぴんさん、1つ飛ばして、べっぴんさん。
修飾語と修飾される語句との関係を間違わないように打つべし
読点を打つ場所によっては、同じ文章でも全くが変わってしまいます。
修飾語と修飾される語句との関係を間違わないように読点を打つ必要があります。
例1)母は、不機嫌にご飯を食べている息子を見た。
(不機嫌なのは息子)
例2)母は不機嫌に、ご飯を食べている息子を見た。
(不機嫌なのは母)
連続した漢字やカナの読みにくさを防ぐために打つべし
漢字、ひらがな、カタカナなど、似たような言葉が連続するととても文章が読みづらくなり読み手を不快にしてしまいます。
文字が連続してしまうのを避けるために、読点を打ちます。
例)そのためには、ただただあなたに謝ることしかできません。
句点の使い方
句点は基本的に文章の終わりに使います。
それ以外にも下記のようなルールがありますので、参考にしてみてください。
句点はカッコの後に打つべし
カッコを文章の最後に使う場合は、カッコの後に句点を打ちます。
例)昨日から石川君が頭痛を訴えている(彼は偏頭痛持ちである)。
感嘆符(かんたんふ)・疑問符(ぎもんふ)の後には打たない
「!」(ビックリマーク)や「?」(クエスチョンマーク)の後に句点は打ちません!
例)ばっかもーーーーーーーん!!!(波平風)
以上
今回の句読点編にて、「圧倒的ライティングスキル」を完結したいと思います。
みなさんもこの記事を参考に、
・スラスラ読める
・ストレスを感じない
・流れがきれいでわかりやすい
このようなことを意識して、あなたの言いたいことが正しく理解されしっかりと相手に伝わる美しい文章が書けるようになりましょう。